私は藤女子大の勤務の他に、自宅でもピアノ教室を開いています。
2歳から大人の方まで、私も楽しんでレッスンを行っております。
1年の頑張りの発表の場として、毎年10月に発表会を開催しています。
今年は教育文化会館小ホールで行いました。
毎回、発表会の2週間前にリハーサルの演奏会を行います(今年はル・ケレス円山にて)。
このリハーサルで、とても緊張してしまったり、弾けていたつもりでもホールで弾くとうまくいかなかったり、、
ここからの2週間で みんなのやる気に火がつき、本番の発表会では見事な演奏を披露してくれます。
ここ数年は、西野さんと2人で発表会のホールを終日お借りして、2時まで西野さんの教室のフルート発表会、その後 私のピアノ発表会を行う流れになっています。
西野さんには 一緒に講師演奏をしてもらったり、アンサンブル希望の生徒さんと演奏してもらったり、大変お世話になっています。
私の妹がファゴットを吹くので、生徒さんにはピアノ以外の楽器の音色を楽しんでもらえます。
2年前までは、全員で合唱したり、リコーダーで合奏したり、アンサンブルも体験できるようなプログラムも加えて、学年を越えて みんなで音楽を作る喜びをとても感じていました。
ですが、突然の感染症拡大、、。合唱どころでなく、発表会の開催も 大変なものとなってしまいました。
受付の検温消毒はもちろん、1人ずつ鍵盤を拭く、演奏する子の直前直後の消毒。
ステージに台を設置し、お辞儀直前にマスクを外し、ナプキンの上に置いて、演奏後にナプキンごと取って、すぐマスク着用。
集合写真も撮らず、演奏前のお辞儀と、演奏中の写真のみ。
客席も間隔を空けて、休憩の度に換気、消毒、、他。
やらなければいけない事がとても増えました。
ご自分の演奏もあるのに、大人の生徒さん達にも
たくさん手伝って頂きました。
まさか今年も対策しながらの発表会になるとは思っていなかったので、どんなプログラムにするかもとても悩みましたが、
学校行事も少なくなっているため、晴れ姿を見に来てくださるおばあちゃま、おじいちゃまも多く、皆さんにとても喜んで頂けたようです。
何より、ステージに向かう生徒さんの表情、弾き終えた時の笑顔に、毎年ですが、本当に私もたくさんの感動をもらっています。
発表会を機に、演奏技術もグンと上がり、他のお友達の弾いている曲を「私も弾いてみたい」と興味を持つ子もたくさんいます。
準備は大変な事もあるけれど、今年もたくさんの方のお力のおかげで、無事開催できて良かったなぁと思っています。
また次回に向けて、一回一回のレッスンを大切にしていきたいと思います。